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2022年6月30日 (木)

ツイッター上で名誉権を侵害する投稿⇒当該投稿の直前にアカウントにログインした際の発信者情報につき、経由プロバイダに対する開示請求が認められた事例

東京地裁R3.1.15

<事案>
ツイッターにおいてXの名誉権を侵害する本件記事の投稿⇒Xが、ツイッターの運営会社から開示された本件IPアドレスの保有者である経由プロバイダYに対し、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」に基づき、発信者情報の開示を求めた。
本件は、いわゆるログイン型投稿の発信者情報開示請求事件であり、本件記事の投稿時のものではなく、アカウントへのログイン時のものである本件契約者情報が法4条1項の「当該権利の侵害に係る発信者情報」に該当するか。

<判断>
本件IPアドレスは、アカウントに対するログインの際に割り当てられたものであり、本件記事を投稿した際に割り当てられたものではない。
but
・・・。

<解説>
本判決は、ログイン時の発信者情報も開示請求の対象となり得る旨述べ、当該ログインの機会に投降がされたとの事実認定の下、発信者情報開示請求を一部認容したもので、裁判例に1例を加えるもの。
法は、令和3年法律第27号により改正(令和4年10月までに施行予定)、改正後の法5条3項に、ログイン等のための通信であって「侵害情報の発信者を特定するために必要な範囲内であるもtのそてい総務省令で定めるもの」として「侵害関係通信」の概念が設けられ、
改正後の法5条1項及び2項に、補充性など所定の要件を満たせば、「発信者情報であって専ら侵害関連通信に係るものとして総務省令で定めるもの」と定義される「特定発信者情報」の開示を請求することができる旨の規定が新設。

ログイン時の発信者情報も事案によって開示請求の対象となり得ることが明確に。

判例時報2515

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