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2022年6月20日 (月)

不貞行為の認定が否定された事案

東京地裁R3.1.27

<事案>
Aの妻であるXが、Aの会社の入社同期であるYに対し、YがAと不貞行為を行ったと主張して、不法行為に基づく慰謝料等の支払を求めた事案。

<判断>
①メールのやりとりから、YとAとが非常に親密な関係にあり、また、会うことがあったとは認められるが、それを超えて不貞行為を行っていたとまでは推認できない。
②ホテルの利用明細書や手帳のメモから、Aが当時Yが居住していた国分寺を訪れたり、国分寺のホテルに宿泊したことは認められるが、AがYと宿泊したり不貞行為に及んだことは推認できない。
③Aの友人Bの陳述書の記載も信用できない。

Xの請求を棄却。

<解説>
不貞行為は証拠の提出が困難な紛争類型として、よく取り上げられている。
ホテルに2人で入った⇒通常、不貞行為があったと推認できる。
but
そのような事実がない場合は、不貞行為を推認するのが困難な場合が多い。

裁判例:
メールのやりとりにおいて、性行為の露骨な描写や感想が記載されていることを不貞行為の事実の推認事実としたケース。
当事者が経験した者でなければ不可能な性的な描写を自らのブログに記載していることも不貞行為を推認する間接事実の1つとする裁判例。

判例時報2514

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