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2017年12月20日 (水)

化学物質過敏症に罹患している旨の説明を受けたのに事前通告なしで白アリ駆除の薬剤散布⇒損害賠償請求(肯定)

佐賀地裁H28.10.18      
 
<事案>
原告が化学物質過敏症に罹患している旨説明⇒同人に対して事前通告せず原告の隣家においてシロアリ駆除の薬剤を散布⇒損害賠償請求。
 
<判断>
①原告が被告従業員に対して自身が化学物質過敏症に罹患しており、実際に被告の実施した外壁塗装作業時に体調が悪化したと告げていたこと等の薬剤散布に至るまでの原告と被告従業員との間の交渉経過
②散布時には薬剤に曝露しないように注意するとともに、薬剤が飛散しないように注意すべきとされ、仕様によって体調に異常を感じた場合には使用を中止し、医師の診断を受けることとされている等の本件薬剤の特性(危険性)
③被告従業員が薬剤を散布するに際して事前通告することが困難であったとは認められないこと等

被告従業員は、本件薬剤散布をするに際しては、原告に事前に通告すべき義務を負っていたと解するのが相当であり、事前の通告をしないで薬剤を散布した同人の行為には過失がある

損害額:
治療費、慰謝料(20万円)及び弁護士費用の限度でこれをみとめた。

判例時報2347

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
 
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