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2017年4月11日 (火)

「偽者対真のリーダー」

しかし、これは後知恵である。ウィンストンチャーチルは「経済人の終焉」(ドラッカーの本)で取り上げられ大きな尊敬をもって扱われる。実際、私がその時に書いたものを今読むと、私はひそかにチャーチルが指導者として現れることを望んだのではと思う。私は、また、 多くの博識の同時代人(例えば、ワシントンでのフランクリンルーズベルトの多くの側近)が解放を期待した、偽のリーダーを信じなかった。しかし、1939年、チャーチルは、そうなったかもしれない人:70歳に近い力のない老人であり、気持ちを高ぶらせる弁舌にかかわらず(あるいは、おそらくそれ故に)聴衆を退屈させるカサンドラ(=トロイア王で、予言能力があったが信じる者がなかった。)であり、野にあっていかに堂々としようが、公職に不適格となり、2度失敗した人であった。フランスの陥落とダンケルクの退却により、「ミュンヘンの男」が一掃され職を追われた1940年でさえ、今日信じがたいことに、チャーチルは決して必然的な後継者ではなかった。

1940年のチャーチルの出現は、本が最初に出版されて1年以上後であり、「経済人の終焉」が祈り願った基本的なモラルと政治的価値の再言明であった。しかし、1939年に人ができたことは祈り願うことだけであった。現実はリーダーシップの不在であり、断言(affirmation)の不在であり、人と価値と正義の不在であった。

ソース:The Daily Drucker 12 April.

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