「人についての決定」
人についての決定は究極の、そしておそらく唯一の、組織のコントロールである。人は組織のパフォーマンス能力を決める。どの組織もそれが持つ人々以上にはできない。人的資源からの産出は実際に組織のパフォーマンスを決める。そして、それは、人についての基本的決定(=誰を雇用し誰を解雇し、人をどこに配置し、誰を昇進させるか)により決められる。これらの人事の決定の質は、単なる広報やレトリックではなく、組織が真剣に運営されるかどうか、そのミッション、価値及び目的が真実で人々にとって意味があるかどうかを決定する。
自分が人についての良い審判者だと信じることからスタートするエグゼクティブは最悪の決定に終わる。人の審判者であることは、人に与えられる力ではない。かかる判断において約1000人の実績を持つ者は、彼らは人の審判者ではないという、非常に単純な前提からスタートする。彼らは、診断的プロセスへのコミットメントから始める。医療教育者は最大の問題はよい目を持つ光り輝く若い医師だという。彼は、それだけに頼らず、診断を行う我慢強いプロセスを行うことを学ばなくてはならない。そうでないと、彼は人を殺す。エグゼクティブもまた、人についての洞察や知識ではなく、平凡で退屈で念入りな段階的なプロセスに依拠することを学ばなくてはならない。
ソース:The Daily Drucker 15 April.
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