「危機とリーダーシップ」
20世紀の最も成功したリーダーはウィンストンチャーチルであった。しかし、1928年から1940年のダンケルクにかけての12年間、彼は傍流で、ほとんど信用されなかった。なぜならチャーチルは必要なかったから。仕事は日常業務であり、いずれにしても日常業務と見られた。激変が起きた時、ありがたいことに、彼がいた。幸か不幸かどの組織でも予想できるのは危機である。それは常にやって来る。それが、リーダーに頼る時である。
組織のリーダーの最も重要な仕事は危機を予想することである。おそらく、それから目をそむけるのではなく、先手を打つことである。危機が襲うのを待つことは責任放棄である。組織を、嵐を予想し、嵐を切り抜け、実際嵐に先立てるようにしなくてはならない。激変を防ぐことはできないが、戦闘準備を整え、高い士気を持ち、いかに行動すべきかを知り、自らを信じ、お互いを信じる組織を作ることはできる。軍の訓練において、第1のルールは、兵士に将校への信頼を染み込ませることである。なぜなら、信頼がなければ、彼らは戦わない。
ソース:The Daily Drucker 10 April.
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