「企業の外の知識」
企業を変えた多くの変化はその産業の外で起こってきた。3つの傑出した例がある。ファスナーはもともと海港で穀物のような重い荷物の梱(こり)を閉めるために発明された。服に使うとは誰も考えなかった。衣類産業はそれがボタンに替わり得るとは考えなかった。発明者は、それが衣類産業で成功するとは夢にも思わなかった。
コマーシャルペーパー(ノンバンクの金融機関から起こった短期の手形)は銀行から起こったものではないが、彼らに大きな負のインパクトを与えた。米国法の下では、コマーシャルペーパーは証券と考えられ、商業銀行は扱うことができない。ゴールドマンサックス、メリルリンチ、GEキャピタル等の金融サービス会社はこれを発見したため、世界の最も重要で先導的な金融機関として、広く商業銀行にとってかわった。
電話産業を根本から変えた発明であるファイバーグラスケーブルは、米国や日本やドイツの偉大な電話研究所から起こったものではない。それは、ガラス会社である、コーニング社から起こった。
ソース:The Daily Drucker 3 March.
大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))
| 固定リンク
「ドラッカー」カテゴリの記事
- 「リソースとしての人」(2017.05.18)
- 「シンジケート(企業連合)としての会社」(2017.05.17)
- 「連合としての会社」(2017.05.16)
- 「非伝統的従業員を管理(manage)する」(2017.05.15)
- 「PEOとBPOの利用」(2017.05.14)
コメント