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2017年2月24日 (金)

新車の売買の錆による瑕疵担保責任(肯定)

富山地裁H27.7.8      
 
<事案>
新車を購入したところ錆。
Yに対して、売買契約上の瑕疵担保責任に基づき車両代金と査定額の差額につき損害賠償請求
 
<争点>
①錆の瑕疵の該当性
②損害の発生の有無 
 
<判断>
自動車の部品の中には防錆加工をすることができないものがあり、鋼鉄を使用する製品であり、およそ錆の発生を防止することは不可能⇒新車に錆が生じていたことのみをもって直ちに瑕疵があるとはいえない。

Yが取り扱う自動車メーカーのウェブサイトの「品質への取り組み」の記載において錆のない自動車を提供することが必要である等の旨が発信されている
新車購入者が納入される車両の床下部分等に多量の錆が発生していることを予想しておらず、そのような錆が生じていないことが売買契約において予定されていた車両の品質。

本件自動車の錆の状態が通常の使用に問題がないとしても、予定されていた品質を欠くものとして瑕疵に当たるとし、瑕疵担保責任を肯定

損害については、その性質上その額を立証することが極めて困難⇒民訴法248条により車両の減価としての損害を5万円と認め、原判決を変更し、請求を一部認容。

判例時報2315

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
 
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