「3つの企業の次元をバランスさせる」
次の社会(next society)の企業のトップマネジメントの重要な仕事は、企業の3つの次元(①経済的組織、②人の組織、③ますます重要どなる社会的組織)をバランスさせることになる。企業の3つのモデルのそれぞれは過去半世紀に発展し、その1つを強調し他の2つを従属させた。ドイツの「社会的市場経済」のモデルは社会的次元を強調する。日本のモデルは人の次元を強調する。アメリカのモデルは経済的次元を強調する。
3つのいずれもそれ自体としては適当ではない。ドイツのモデルは経済的成功と社会的安定を達成したが、高い失業と危険な労働市場の硬直性という犠牲を伴う。日本のモデルは長年すばらしく成功したが、最初の深刻な挑戦でつまずいた。それは1990年代の日本のリセッションからの回復への重大な障害であった。株主主権もまた、もがくことになる。それは繁栄の時にのみ良く機能する好天モデルである。企業は、事業として繁栄する時にのみ、人と社会の機能を達成できる。しかし、今日、知識労働者は鍵となる従業員となり、会社もまた、成功するには好ましい雇用者となる必要がある。
ソース:The Daily Drucker 26 February.
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