「国境を超える会社」
今日国際事業を行うほとんどの会社はなお、伝統的な多国籍のものとして組織される。しかし、国境を超える会社への転換は始まり、それは素早く動いている。製品やサービスは同じであるかもしれないが、構造は根本的に異なる。国境を超える会社においては、世界という1つの経済的ユニットがあるだけである。販売、サービス、広報、法律問題はローカルである。しかし、部品、機械、プランニング、リサーチ、ファイナンス、マーケティング、価格設定及びマネジメントは世界市場を考えて行われる。例えば、米国のある主導的なエンジニアリング会社は、世界中の43工場全てのための1つの重要な部品を、ベルギーのアントワープの外の1工場で製造している。世界全体のための製品開発を3箇所で行い、品質管理を4箇所で行っている。この会社にとって、国境は関係のないものとなった。
国境を超える会社は完全に国の政府の支配を超えるわけではない。それは適応しなければならない。しかし、これらの適応は、世界市場と技術のために決定される方針と実行に対して例外である。成功する国境を超える会社は自らを、切り離された、無国籍のものと見る。この自己認識は、国境を超えるトップマネジメントという、数十年前には考えられなかったものによって明らかにされる。
ソース:The Daily Drucker 6 February.
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