「統一の共通の核」
買収による成功的多角化は、全ての成功的多角化と同様、統一の共通の核を必要とする。類似の生産プロセスは、共通の言葉とともに、経験と専門知識の統一を提供し、会社を1つにすることがあるが、2つの事業は、市場か技術のいずれかで共通でなくてはならない。このような統一の核がなければ、(特に買収による)多角化はうまくいかない。財務的な結びつきだけでは不十分である。
1例は(シャンパン、高級ファッションデザイナー、高級腕時計、香水、手作りの靴といった)あらゆる種類のぜいたく品の製造者を買収することで作られた、フランスの会社である。それは最悪のコングロマリットのように見えた。製品に共通なものはないように見えた。しかし、それらの全ては同じ理由(もちろん、実用性や価格ではない)によって顧客に購入された。人々は「ステータス」故にそれらを購入する。この成功的買収者の全ての買収が共通に持つものはその顧客の価値である。シャンパンはハイファッションとは異なって売られるが、同じ理由で購入される。
ソース:The Daily Drucker 14 December.
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