「告発者」
今日の組織倫理の議論は「告発者」となる義務と上司・組織からの報復や抑圧に対する保護について大いに留意する。これは、高潔に聞こえる。確かに、部下は、上司や組織の法律違反はもちろん、上司の悪行を公にし矯正的行動を起こす(義務でないとしても)権利がある。しかし、相互依存の倫理の文脈において、告発は倫理的に曖昧である。
確かに、部下(や友人や子どもや妻ですら)が黙っていることができない、適正や法律を踏みにじる上司や組織の悪行がある。これは「felony(重罪)」という言葉が意味するもので、報告せず、私和にすれば重罪の仲間となり、刑事的に責任を負う。しかし、そうでなければ?告発の奨励は、主に上司を部下と結びつける信頼の絆を弱めるものではない。告発の奨励は、部下に、上司の人々を守る意欲と能力に対する信頼を失わせる。
ソース:The Daily Drucker 21 December.
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