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2016年12月11日 (日)

「事業は財務戦略ではない」

成功する買収は、財務分析ではなく事業計画に基づく。買収対象は取得会社の事業戦略に適合しなくてはならず、さもないと、買収は失敗する。20世紀の最後の数十年で最悪の買収の記録は W.R.Grace の長期のCEOであった Peter Grace によるものであった。彼は、才気のある男であった。彼は1950年代に財務ベースの買収を通じて世界レベルの多国籍企業を作ることを計画した。彼は、最優秀の財務分析のグループを作り、世界中から価格/収益レイシオが低い産業と会社を探させた。彼はこれらの会社を特価で買った。Grace の購入の財務分析は非の打ちどころがないものであった。しかし、事業戦略は全くなかった。

対照的に、買収による会社成長で最も成功した例は、Jack Welch がCEOであった1981年から2001年にかけてのGEのすばらしいパフォーマンスを際立たせたものであった。売上と収益における会社の成長と会社の市場価値の上昇の最大の理由は、買収による GE Capital の拡大であった。もちろん、それらの全てがうまくいったわけではない。実際、証券会社の買収という、大きな失敗があった。しかし、GE Capital の買収は素晴らしくうまくいった。それらの基礎にあったのは、健全な事業戦略であった。

ソース:The Daily Drucker 12 December.

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