「家族経営の事業」
米国その他の先進国を含むどこであろうと、事業の大多数は、家族が支配し経営するものである。家族経営は、決して、中小規模の会社に限られない。家族はいくつかの世界最大の企業を運営する。デュポンは、(1802年の創業以来、職業的マネジメントに引き継がれる1970年代半ばまでの)170年間、家族のメンバーにより支配・経営され、世界最大の化学会社へと成長した。そして、無名のコイン業者がヨーロッパ資本の銀行を設立させるために息子を送り出した2世紀後、ロスチャイルドの名前を冠し、ロスチャイルドによって運営される金融会社はなお、世界の第一等の民間銀行である。
しかし、経営書と経営コースはほとんどが公に所有され専門的に経営される会社を扱い、家族経営事業をほとんど扱わない。もちろん、全ての機能的業務(リサーチ、マーケティング又は会計)については、専門的に経営される事業と家族で経営される事業に変わりはない。しかし、マネジメントについて、家族事業は独自の異なるルールを必要とする。これらのルールは、厳格に守られなくてはならない。さもないと、家族経営は、繁栄はもちろん、生き残らないであろう。
ソース:The Daily Drucker 28 December.
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