「決定責任を定める」
ビジネス決定の性質を決定する4つの基本的性質がある。
第1に、判断の将来性の程度である。どれだけ長く将来にわたり、それは会社にコミットするか?
第2に、決定が他の機能、他の分野、あるいは事業全体に与えるインパクト。
第3に、決定に入れられる質的なファクターの数。行動の基本原則、倫理的価値、社会的及び政治的信念等。
第4に、定期的に繰り返される決定か、(ユニークでないとしても)めったにない決定か。
決定は常に、できるだけ低いレベルで、行動の場面に近く、なされるべきである。しかし、決定は常に、影響を受ける全ての活動と目的が十分に考慮されるレベルでなされるべきである。最初のルールは、いかに低く決断がなされるべきかを教える。後のルールは、いかなるマネジャーが決定に参加し、それを知らされなくてはならないかと同じくそれはどれだけ低いところでなされ得るかを教える。これらの2つにより、活動がどこに置かれるべきかが決まる。
意思決定をできるだけ行動に近いところですべきである。しかし、決定が組織に長い間コミットするほど、他の機能へのインパクトが広いほど、多くの質的要素が関係するほど、そして最後に、その決定がめったにないほど、決定は組織のより高いところでなされなくてはならない。
ソース:The Daily Drucker 15 October.
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