「「Widow-Maker(命取りの)」ポジション 」
「widow-maker」は19世紀のニューイングランドの造船家が、うまく造られたのに、立て続けに2つの致命的な事故を起こす新しい船を表した言葉である。彼らは、船の問題を直そうとするかわりに、次の事故が起きないよう、即座に船を壊した。組織において widow-maker は、続けて2人の有能な人をつぶす仕事である。それは、いかに有能であろうと、ほとんど確実に3人目をつぶす。すべきことは、widow-maker のポジションを廃止し仕事を再構築することである。widow-maker は、組織が急速な成長や急速な変化を経験するときに、典型的に生じる。私は、多くの組織でこの現象を見てきた。例えば、ここ10年内に、学部生を教えるものから、研究大学にかわった大学がそうであった。それは、古い制度の時に総長となった2人のすばらしい人をダメにし、途中、多くの学部長もダメにし、これらのポジションは、大学が徹底的に再構築された後にはじめて、問題なく満たされるようになった。
「widow-maker」の仕事は通常、偶然の結果である。通常1人の人には見られない気質的な性格を結合した人が、その仕事を作り、うまくふるまった。言い換えれば、理にかなった仕事のように見えたものは、純粋な機能の結果というよりパーソナリティの事故である。しかし、人はパーソナリティを入れ替えることはできない。
ソース:The Daily Drucker 21 September.
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