「企業家的柔道」
日本の柔道の達人は、相手の自慢と喜びである強みを探す。彼は、相手は戦いで戦略をその強みに置くと想定する。そして、特定の強みへの信頼が相手を脆弱で無防備にすることを理解する。そして、相手の強みを、その致命的弱点に転換し、相手を倒す。
事業は、柔道家のように、行動する。企業家的柔道は市場リーダーがその強みと思うものを、それを打ち負かす弱みに転換する。例えば、日本人は、米国市場で、次々とリーダーになった。まずコピーで、そして工作機械で、消費電子機器で、自動車で、そしてファクスマシーンで。戦略は常に同じであった。彼らは米国人がその強みと思っていたものを弱みに転換し、米国企業を打ち負かした。米国人は高い収益性をその最大の強みと見た。そして、高級市場にフォーカスし、大衆市場を、供給不足やサービス不足とした。日本人は、最低限の機能の低価格製品で参入した。米国人は、彼らと戦おうとすらしなかった。しかし、日本人が大衆市場を獲得した時、彼らは高給市場に参入するためのキャッシュフローを獲得した。そして、彼らはすぐに、大衆市場と高級市場の双方を支配した。
競争相手の強さを認識し、彼らが無視した市場に機会を探す。
ソース:The Daily Drucker 19 August.
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