「成長事業におけるコスト管理」
成功する場合この新たな会社でどれだけの事業を期待できるか?どれだけの初期投資が正当化されるか?
事業を成長させるには、最初に資金を投入しなくてはいけない。この資金は明日の収益を生み出すものに投資され、これらの初期投資は、しばしば長期間、コストでのみあってリターンはない。いかにこれらを管理するか。
第1に、これらの活動を切り離して予算を組む。私はこれを「機会予算」と呼ぶ。
第2に、これらの投資から将来、いかなる期間内に、どのような結果を期待するかを考える。
私が知る最高の例は、いかにしてシティバンクが1970年代と1980年代に世界の唯一の成功した国境を越えた銀行になったのかである。シティは最初、新たな支店にどれだけの初期投資が正当化され得るかを考えた。新たな地域での最低限の結果はどのようなものかを考えた。シティバンクは「成功しマーケットリーダーになれば、この新たな国で、どれだけの事業を期待できるか?そして、初期投資が潜在的結果の一定割合を超えてはならないとすれば、いくらの初期投資が正当化されるか?」を問うた。そして、シティは、自らの経験から、新たな支店が収支とんとんになるまで、つまり、それが収益をあげ始めるまでに、どれくらいの期間かかるべきかを知った。
ソース:The Daily Drucker 29 July.
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