「顧客価値を創造する」
活動ベースのコスト計算は、顧客価値の創造に必要な様々な手順の1つの分析への統合の基礎を提供する。活動コストを出発点として、顧客に価値を加える活動とそうでない活動を分け、後者を除去することができる。価値分析で明らかになる価値創造活動の連鎖は、価値創造の基礎をなすプロセスの分析のための出発点である。プロセス分析は、製品・サービスの特性の向上、コスト削減を伴うプロセスの再構築、そして品質の維持・向上を目指す。
自動車会社におけるプロセス分析は、あらかじめ決められたコスト目標の下、各機能を実行するため、部品と副次的機能のデザインとその見直しを含む。例えば、自動車の基本的機能は輸送の提供であるが、二次的機能は、快適さ、燃費及び安全性を含む。基本的機能と副次的機能のそれぞれは、顧客のための価値を創造する部品やサービスを必要とし、それらは、コストに貢献するとともに、自動車の性能に貢献する。
プロセスチームは価値連鎖活動を行う人員で構成され、しばしば、サプライヤーと顧客を含む。チームの仕事は、製品やサービスが果たす機能を特定し、コスト目標を達成しながら価値と品質目標をを達成する(各機能に統合される)部品やサービスの分析である。
価値を創造しない活動を除去する。価値創造活動の基礎をなすプロセスを分析し、顧客価値を高めるために必要であれば、そのプロセスを見直す。
ソース:The Daily Drucker 7 July.
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