「真の全体の創造」(毎日ドラッカー、3月7日)
●部分の合計よりも大きな真の全体を創造する。
マネジャーは部分の合計よりも大きな、真の全体を創造する仕事を持つ。1つの類似は交響楽団の指揮者の仕事であり、その努力、ビジョン及びリーダーシップを通じ、各楽器のパートは生きた音楽的パフォーマンス全体となる。しかし、指揮者は作曲家の楽譜を持つ。彼は解釈者にすぎない。マネジャーは作曲家と指揮者の双方である。
純粋な全体を創造する仕事はマネジャーに、その行動の全てにおいて、①全体としての企業のパフォーマンスと②(同時進行するパフォーマンスの達成に必要な)多様な活動を同時に考えることを要求する。オーケストラの指揮者との比較が最も適合するのは、おそらくここである。指揮者は常にオーケストラ全体と、例えば、セカンドオーボエの双方を聞かなくてはいけない。同様に、マネジャーは常に企業の全体のパフォーマンスと、例えば、必要な市場調査活動の双方を考えなくてはならない。全体のパフォーマンスを上げることで、彼女は市場リサーチのための範囲と挑戦を創造する。市場リサーチのパフォーマンスの改善により、彼女はより良い全体的な事業結果を可能にする。マネジャーは同時に2つの二面的な質問を尋ねなくてはならない。「どのようなより良い事業パフォーマンスが必要とされ、それはどのような活動の何を必要とするか?」と「その活動はいかなるより良いパフォーマンスを可能にし、それらは事業結果のどのような改善を可能にするか?」である。
アクションポイント:あなたは、自分の交響楽を創ったことがあるか?あなたのボスは自分の(交響楽)を持つか?プレイヤーとのリハーサルを始めたか?セカンドオーボエを聴くことができるか?カーネギーホールの準備はできているか?
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