「国境を超える会社」(毎日ドラッカー、2月6日)
●成功する国境を超える会社は自らを、切り離された、無国籍のものと見る。
今日国際事業を行うほとんどの会社はなお、伝統的な多国籍のものとして組織される。しかし、国境を超える会社への転換は始まり、それは素早く動いている。製品とサービスは同じであるかもしれないが、構造は基本的に異なる。国境を超える会社においては、世界という1つの経済的ユニットがあるだけである。販売、サービス、広報、法律問題はローカルである。しかし、部品、機械、プランニング、リサーチ、ファイナンス、マーケティング、価格設定及びマネジメントは世界市場を考慮して行われる。例えば、米国のある主導的なエンジニアリング会社は、世界中の43工場全てにとって重要な1つの部品を、ベルギーのアントワープの外側の1工場で製造している。世界全体のための製品開発を3箇所で、品質管理を4箇所で行っている。この会社にとって、国境は意味のないものとなった。
国境を超える会社は国の政府の支配が及ばないわけではない。それは適応しなければならない。しかし、これらの適応は、世界市場と技術のための方針と実行にとって例外である。成功する国境を超える会社は自らを、切り離された、無国籍のものと見る。この自己認識は数十年前には考えられなかったもの・・国境を超えるトップマネジメント・・によって明らかにされる。
アクションポイント: 米国で購入したコンピューターやプリンターの海外の技術サポートセンターに、その機器の操作を質問する。ローカルのケーブル会社と比べサポートの質はどうか?
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