「政治的リーダーシップの要求」(毎日ドラッカー、2月14日)
●カリスマに用心する
今日カリスマは「熱い」。それについての膨大な話があり、カリスマ的指導者について書かれた膨大な本がある。しかし、カリスマへの熱望は政治的な死の願望である。20世紀ほどカリスマのある指導者が見られた世紀はなく、スターリン、ムッソリーニ、ヒットラー及び毛沢東という、20世紀の4人の巨大なリーダーほど大きな損害を与えたリーダーはいない。重要なのはカリスマではなく、指導者が正しい方向に導くか誤るかである。20世紀の建設的な達成は全くカリスマでない人々の作業である。第二次大戦で連合国を勝利に導いた2人の軍人はアイゼンハワーとマーシャルであるが。2人とも、高度に訓練され、すばらしく有能であったが、致命的に愚鈍であった。
おそらく希望と楽観論の最大の理由は、新たなマジョリティである知識労働者にとって、古い政治は意味を持たないことである。意味をなすのは証明された能力である。
アクションポイント:あなたの組織に最も有能な人を探す。それは必ずしも最もカリスマのある人ではない。
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