« 東京都の出資に係る銀行の執行役が行った中小企業等に対する融資又はその債務の保証を内容とする商品の販売に関する善管注意義務ないし忠実義務違反が否定された事例 | トップページ | 「買収者が貢献するもの」(毎日ドラッカー、12月13日) »

2015年12月11日 (金)

「事業は財務戦略ではない」(毎日ドラッカー、12月12日)

●「掘り出し物はない」そして「支払ったものしか得られない」

成功する買収は、財務分析ではなく事業計画に基づく。買収対象は取得会社の事業戦略に適合しなくてはならず、さもないと、買収は失敗する。20世紀の最後の数十年で最悪の買収の記録は W.R.Grace のCEOであったPeter Grace によるものであった。彼は、才能ある男であった。彼は1950年代に財務ベースの買収を通じて世界規模の多国籍企業を作ることを計画した。彼は、財務分析の最優秀なグループを作り、世界中から価格/収益レイシオが低い産業と会社を探させた。彼はこれらの会社を特価で買った。Grace の購入の財務分析は非の打ちどころがないものであった。しかし、事業戦略は全くなかった。

対照的に、買収による会社成長で最も成功した例は、1981年から2001年にかけて Jack Welch がCEOであった時のGEのすばらしいパフォーマンスを際立たせたものであった。売上と収益における会社の成長と会社の市場価値の上昇の最大の理由は、買収による GE Capital の拡大であった。もちろん、それらの全てがうまくいったわけではない。実際、証券会社の買収という、大きな失敗があった。しかし、GE Capital の買収は素晴らしくうまくいった。それらの基礎にあったのは、健全な事業戦略であった。

アクションポイント:あなたの組織による買収を考える。買収の基礎にあるものは、戦略か財務か?それはいかに機能したか?

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
 
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))

 

|

« 東京都の出資に係る銀行の執行役が行った中小企業等に対する融資又はその債務の保証を内容とする商品の販売に関する善管注意義務ないし忠実義務違反が否定された事例 | トップページ | 「買収者が貢献するもの」(毎日ドラッカー、12月13日) »

ドラッカー」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「事業は財務戦略ではない」(毎日ドラッカー、12月12日):

« 東京都の出資に係る銀行の執行役が行った中小企業等に対する融資又はその債務の保証を内容とする商品の販売に関する善管注意義務ないし忠実義務違反が否定された事例 | トップページ | 「買収者が貢献するもの」(毎日ドラッカー、12月13日) »