「事業とその価値の尊重」(毎日ドラッカー、12月15日)
●買収は「気質的に適合」しなくてはならない。
買収は、買収企業の人々が、対象会社の製品、市場及び顧客を尊重しない限り、機能しない。多くの巨大製薬会社が化粧品会社を買収したが、どれも大きく成功しなかった。薬理学者と生化学者は健康と病気に関与する「真剣な」人々である。彼らにとって、リップスティックとその顧客は取るに足らないものである。同じく、巨大テレビネットワークその他のエンターテイメント会社で買収した出版会社を成功させた例はほとんどない。本は「メディア」でなく、出版社の2つの顧客である本の購入者も著者も、ニールセンの視聴率が「視聴者」と呼ぶものと似ていない。遅かれ早かれ(通常早くであるが)事業は意思決定を必要とする。その事業、製品、顧客を尊重せず、快く思わない人々は、意思決定を誤る。
アクションポイント:あなたがよく知る買収を取り上げる。2つの会社の間に気質的な適合はあるか?いかに、会社がお互いを尊重し、あるいは尊重しないか?
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