「リソース割当判断」(毎日ドラッカー、12月10日)
●資本と人の割当ては組織が上手く行うかどうかを決める。
資本と実行者の割当ては事業の活動に変わり、それらが組織のパフォーマンスを決める。組織は、資本の割当てと同じように、人的資源を、意図的に、よく考えて割当てるべきである。資本投資を理解するために、会社は、①投資に対する収益、②回収期間、③キャッシュフロー、④割引現在価値の4つの基準を見なくてはいけない。それぞれの基準は、エグゼクティブに将来の資本投資について異なるものを示す。それぞれは異なるレンズを通して、投資を見る。意思決定者は、資本投資を単独ではなく、プロジェクトのクラスターの一部として評価すべきである。機会とリスクの最高の比率を示すクラスターを選ぶべきである。資本支出の結果は、事後監査手続で、期待に対して評価されるべきである。事後監査手続で集められた情報は、将来投資の意思決定のために用いられ得る。
雇用、解雇、昇進の判断はエグゼクティブの最も重要な判断である。それらは資本割当の判断よりも難しい。組織は人についての決定のための体系的プロセスを持つ必要があり、それは資本についての判断と同じく厳格であるべきである。エグゼクティブは期待に対して人々を評価する必要がある。
アクションポイント:過去の資本割当判断を見直す。それらは期待を満たしているか?過去の雇用と昇進判断を見直す。それらは期待を満たしているか?フィードバック分析に基づきリソースの割当手続を変える。
大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))
| 固定リンク
« 県立高校の体育祭で行われた騎馬戦において、騎手を務めた生徒が落下し、首の骨折による重い身体障害を生じさせた事故について、転落時の安全確保の手段の練習、指導などに不十分な点があり、安全配慮義務に違背したとして、県に国家賠償責任があるとされた事例 | トップページ | 未成年者らの監護者を申立人(母)と指定することを求める申立てについて、未成年者らの心情や、現在共同監護のような状態であることなどを踏まえ、未成年者らの監護者として申立人と相手方のいずれかを指定することは相当でないとして、これを却下した事例 »
「ドラッカー」カテゴリの記事
- 「リソースとしての人」(2017.05.18)
- 「シンジケート(企業連合)としての会社」(2017.05.17)
- 「連合としての会社」(2017.05.16)
- 「非伝統的従業員を管理(manage)する」(2017.05.15)
- 「PEOとBPOの利用」(2017.05.14)
コメント