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2013年9月22日 (日)

仕事の動機付け戦略 誘因(インセンティブ)③ ゲーム理論(31)

6.ソフトウェアエンジニアの報酬

事業が成功すれば20万ドルの収入。失敗するとゼロ。
プログラマーが懸命の努力をすれば80%の確率で成功。
中程度の努力であれば成功確率は60%。

プログラマーには、成功すれば報酬が増え、失敗すれば少なくするようにする。
成功時の報酬と失敗時の報酬の差額は、懸命に努力することがプログラマー自身の得になるようなものでなくてはならない

罰金・報酬システムや株式共有契約⇒プログラマーにとってギャンブルをすることと同等のリスクを伴う。⇒リスクをとることに対する報酬をもらわなければならない。
リスクが大きくなるほど、報酬も大きくする必要がある。

7.出版社と著者の攻防戦

前払い印税:本の売上に関係なく著者に支払われる報酬の最低保証。
数回に分けて支払う⇒著者にインセンティブを与えられる。
前払い印税⇒リスクを出版社に移転する。

出版社はどの本についても「大いに期待しています」と口では言うが、たくさん売れる見通しのない本の著者に多額の前払い印税を支払うことはしない。

著者と出版社の主張が対立する可能性があるのは、本の定価。
著者⇒売上金額を多くしたい
出版者⇒利益を増やしたい⇒売上金額が最大になる価格より高く定価を設定したほうが得になる(定価を少し高めに設定すれば、売り上げ部数は多少減るだろうが、売上金額はほとんど変わらない。部数が減ればコストが減る⇒出版社の利益は増える。) 。

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
 
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))

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