« 交渉② ゲーム理論(26) | トップページ | 障害者自立支援法の支払決定の行政処分性(否定) »

2013年9月20日 (金)

選挙(どういう投票行動が得策か)① ゲーム理論(27)

個々人の選好を全体の選好に誤謬なく総計する方法など存在しない。

候補者が2人⇒自分が好きな候補者に投票すればいい。

候補者が3人以上⇒
①自分が本当に好ましいと思う候補者に投票すべきか、
②戦略的に行動して、勝ち目のありそうな2番目、3番目に好ましい候補者に投票すべきか?

2000年米国大統領選で、ブッシュ、ゴア(リベラル派)、ネーダーが出馬。
消費者活動家のネーダーの出馬で票が割れ、勝利はブッシュの手に渡った。

2002年フランス大統領選。
シラクとジョスパンが1位と2位になって決選投票になると考えた⇒左派の多くは第1回投票では好みの左派系弱小候補に投票⇒ジョスパンがルペン(極右)に敗れる
⇒決選投票で左派の有権者は、最も嫌いなルペンの当選を阻止するため、大嫌いな保守のシラクに投票する羽目になった。

自分の投票が結果を左右しない⇒自分が好きな候補者に投票すればいい。
自分の票が均衡を破る決定票になる場合⇒戦略的に行動すべし

1.単純投票
フランスでは、すべての候補者が参加して投票を行い、過半数の票を得た候補者がいない場合は、得票数の上位2人で決選投票を行って当選者を決める。
ベストな候補者が勝てない⇒第1回投票でましな候補者に投票という戦略的行動

2.コンドルセの方法

コンドルセの提案:
全ての候補者が1対1で対戦する総当り方式の投票
その中で、反対票が最も少ない候補者が勝つ
vs.何度も投票する必要がある。

修正:
投票は1度。有権者は候補者に順位をつけて投票する。
(2位対5位⇒2位に投票。順位あり対順位なし⇒順位ありに投票。と考える)
~すべての組み合わせの1対1投票をすませたことになる。

エール大学経営大学院の「年間最優秀教員賞」の受賞者を決める投票でコンドルセ方式を用いている。

3.法廷での順番 米国の刑事司法:

①被告人はまず無罪か有罪かを決める。
②量刑は、被告人が有罪を宣告された後に初めて決められる。
大きな違いは、何を最初に決めるか。

現行式では、最初の多数決で無罪か有罪かを決める。
先読み推量を行い、有罪になれば、2対1の多数決で死刑になると予測。
~最初の決定は、無罪か死刑かを決めるのと同じ。
⇒死刑に反対の判示Bは無罪を選択し、2対1で無罪へ。

罪刑決定方式:
①初めに、罪に対する量刑を決定する。
②その上で、被告人が有罪にされるべきかどうか判断する。
あらかじめ定められた刑が終身刑⇒ABの賛成で被告人は有罪。
あらかじめ定められた形が死刑⇒B(死刑反対)Cの反対で被告人は無罪。

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))

|

« 交渉② ゲーム理論(26) | トップページ | 障害者自立支援法の支払決定の行政処分性(否定) »

エール大学」カテゴリの記事

ゲーム理論」カテゴリの記事

一般」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/132655/58229198

この記事へのトラックバック一覧です: 選挙(どういう投票行動が得策か)① ゲーム理論(27) :

« 交渉② ゲーム理論(26) | トップページ | 障害者自立支援法の支払決定の行政処分性(否定) »