失敗をいかに防ぐか・・・協力と協調③ ゲーム理論(21)
7.政治家とアップルサイダー
現職にとって最も良い方法は、ちょうど真ん中の位置を取ること。
この場合、挑戦者の取り得る最善の策は、現職のやり方をコピーすること。
現代の都市は不経済に巨大化し、経済の中心地で過密状態が生じている。メソジスト派と長老派の協会は区別が消失しているし、アップルサイダーの味はどれも似たり寄ったり。
政党が3つ存在する場合:
外延にいる政党は内側に食い込んで他党の支持層を削り取ろうとする。
支持層を浸食された政党は逆に外延に身を移して、残った大きな新天地をまとめて票田としてとる戦法にでる。
この過程は際限なく続き、均衡点が存在しない。
8.歯科医配置の処方(ケーススタディー)
仮定:
収入だけを基準に開業場所を決める。
決定は利己的に行われ、自分の所得を最大化するように行動する。
ベイ・ブリッジが混雑したときに通勤時間が増えて得をする人は誰もいないが、
所得あるいは価格の変化という形で影響が現れるときは、生産者が損した分だけ購入者が利益を受け全体としては差し引きゼロとなる。
社会全体の利益を考えれば、歯科医は同業者の所得を減少させることを気にするべきではない。自分の所得が最も多くなるように行動してよい。1人ひとりの歯科医が利己的な判断に従って選択をしたときに、都市と地方の間で歯科医が適切に配分される。
歯科医師会は、患者のコスト節約より、都市の歯科医の所得減少を重く考える。
都市の歯科医の数を自由市場レベルより少なくできれば、歯科医の所得の合計は上昇する。
卒業後に地方で開業することを約束した学生の奨学金制度を作れば、歯科医全体の利益に適う。
大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
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