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2013年8月18日 (日)

イノベーション ドラッカー(46) 

●イノベーションの歴史
多くの組織にとって、結果はイノベーションではなく改善にすぎなかった。

・ イノベーションは単独の仕事と考えられていた。
・ マネジメントが進歩した1920年から50年にかけては、技術的にも社会的にも変化の時代ではなかった。

●明日のイノベーション
既存のもののためだけでなく、イノベーションのために自らを組織する能力が必要。

イノベーションは、技術用語ではなく、経済用語であり社会用語
イノベーションたらしめるのは、科学や技術そのものではなく、経済や社会にもたらす変化
イノベーションが生み出すのは、単なる知識ではなく、新たな価値、富、行動
イノベーションのできない組織は、やがて衰退し、消滅すべく運命づけられる。

イノベーションを行う組織の共通の特徴:
① イノベーションの意味を知っている。
② イノベーションの力学を知っている。
③ イノベーションの戦略を知っている。
④ 管理的な目標・基準とは別に、イノベーションのための目標と基準が必要であることを知っている。
⑤ マネジメント、特にトップマネジメントの果たす役割と姿勢が違う。
⑥ イノベーションのための活動を、管理的な活動のための組織から独立して組織

●イノベーションの意味
イノベーションとは
① 科学や技術そのものではなく価値
② 組織の中ではなく、組織の外にもたらす変化⇒その尺度は外の世界への影響であり、常に市場に焦点を合わせる。×製品に焦点。
ex.医薬品メーカーは、医療そのものを変える新薬を生み出すことを目指す。研究ではなく、医療の視点からイノベーションを定義。

顧客のニーズから出発することこそ、明日の科学、知識、技術の姿を明確にし、発明発見のための体系的な活動を組織するうえで、もっとも直裁な道となる。

●イノベーションの力学
イノベーションを行う組織は、イノベーションの力学に気づいている。

需要の増大にかかわらず収益が伸びない⇒工程、製品、流通チャネル、顧客のニーズを変えるイノベーションが大きな成果を生む。
すでに発生しながら、その経済的な衝撃度がまだ現れていない変化(ex.人口構造の変化、知識の変化、意識の変化、ビジョンの変化、期待の変化)が、イノベーションの機会となる。

世界の動きを利用するのではなく、世界の動きそのものを変える予測不能なイノベーション:起業家が何事かを起こそうとして試みるイノベーションであり、真に重要なイノベーション。確率分布のはるか端の、ほとんど生起不能に近いところにある(成功1件につき99件の失敗がある)。

型にはまらないイノベーションが存在し、それがきわめて重要⇒常に目を光らせていることが重要。

初めに、確率分布に載る種類のイノベーションに焦点を合わせ、それを利用するための戦略を持つ。
その過程において、例外的に真に偉大な歴史的イノベーションに対する感覚を育て、その種のイノベーションを早く認識し活用する体制をつくっておく。

●イノベーションの戦略
「われわれの事業は何か。何であるべきか。」との問いから始まる。

既存事業の戦略:
現在の製品、サービス、市場、流通チャネル、技術、工程は継続するものと仮定。
その指針は、より良くより多くのもの

イノベーションの戦略:
既存のものはすべて陳腐化すると仮定。
その指針は、より新しくより違ったもの

古いもの、死につつあるもの、陳腐化したものを計画的かつ体系的に捨てることが、イノベーションの戦略の一歩。
←昨日を捨ててこそ、資源、特に人材と言う貴重な資源を新しいもののために解放できる。

目標を高く設定する(1つの成功が9つの失敗の埋め合わせをする)。←イノベーションの成功率はせいぜい10%。

●イノベーションの目標と基準
既存事業:
「この活動は必要か。なくてもすむか。」→必要→「必要最小限の支援はどれだけか。」

イノベーション:
問①「これは正しい機会か」→しかり→問②「この段階において注ぎ込むことのできる最大限の優れた人材と資源はどれだけあるか」

重要なことは、期待するものを検討し、書き表しておくこと。
イノベーションが製品、工程、事業を生み出したとき、それらの期待と比較する。

結果が期待を下回る→問③「手を引くべきか。どのように手を引くか。」

●イノベーションの姿勢
×変化に対する抵抗に焦点をあわせる。
○変化が例外でなく規範であり、脅威でなく機会であるという真に革新的な風土の醸成。
イノベーションとは、姿勢であり行動である。

トップマネジメントは、アイデアを正面からとりあげることをその職務とする(優れたアイデアは、常に非現実的。)。

アイデアを奨励する
出てきたアイデアを「実際的、現実的、効果的なものにするには、いかなる形のものにしなければならないか」を問い続ける。

組織全体に継続学習の風土が不可欠。

変化を機会としてとらえたとき、初めて不安は消える。

●イノベーションのための組織
既存事業の管理とは切り離して組織。
新しいものを創造する取組み既存のものの面倒を見ることは、同時には行えない。

イノベーションは、機能としてではなく事業として組織する必要。
←伝統的な職能の時系列的な配列(研究→開発→製造→マーケティング)は、イノベーションのための仕事には適用されない。職能別の技能をいつ、いかに使うかは、時間によってではなく状況によって決定される。

新しいことに取り組むことを決定⇒プロジェクトマネジャーを任命⇒彼は、始めからあらゆる種類の職能を利用できなければならない。

既存事業:いまいる場所から行こうとする場所へと仕事を組織
イノベーション:行こうとする場所からいましなければならないことへと仕事を組織

イノベーションのためのチームは、既存事業のための組織の外に独立してつくる必要。

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
 
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))

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