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2013年8月13日 (火)

マネジメントと社会 ドラッカー(17)

★メモ
社会的責任の遂行は、マネジメントにとっての第3の役割

社会の問題に取り組み解決するために、企業は何を行い、何を行うべきか。

<かつて>
社会の価値と信条、個人とその自由、よき社会を損なうことなく、いかにして自動車や靴をつくるかが問題。

<新しい要求>
企業こそ社会の価値と信条を形成し、個人の自由を実現し、よき社会をつくれという。
⇒マネジメントが新しい考えを持ち行動することを不可欠にする。

マネジメント以外にリーダー的階層が存在しない⇒社会的責任を回避できない。
あらゆる企業にとって、社会的責任は、自らの役割を徹底的に検討し、目標を設定し、成果をあげるべき重大な問題。
社会的責任はマネジメントしなければならない。

●「企業の社会的責任」の意味が変わった
<かつて>
① 私的な倫理と公的な倫理との関係に関わる問題
② 働く者に対する責任に関わる問題
③ 地域社会への貢献

●重要なのは、いかなる貢献ができるか
<今日>
社会の問題に取り組み解決するために、企業は何を行い、何を行うべきか。
人種差別をはじめとする社会問題や環境問題の解決について、行い得る貢献に重点。

60年代のニューヨーク市長ジョン・リンゼイの声明:
ニューヨークの大企業に対して、黒人居住区の面倒を見、住民が生計の資を得、教育を受け、職を得ることができるようにしてほしいと要請。
黒人家族の夫や父が、家族とともに住めるようにしてほしいと訴えた。

●マネジメントに対する過信
過大な期待を生んだものは、企業に対する敵意ではなく、企業の実績(成功の代償)。
期待の根底にあるのは、権威に対する敵意ではなく、マネジメントに対する過信。

●政府に対する幻滅
政府に対する幻滅、社会の問題を解決する能力への不信が強まっている。

リーダー的な階層としてのマネジメントの台頭、政府への幻滅の増大、生活の量から質への重点の移行⇒企業活動の中心に社会への関心を据えることを要求する声が大きくなった。

<かつて>
社会の価値と信条、個人とその自由、よき社会を損なうことなく、いかにして自動車や靴をつくるかが問題。

<新しい要求>
企業こそ社会の価値と信条を形成し、個人の自由を実現し、よき社会をつくれという。
⇒マネジメントが新しい考えを持ち行動することを不可欠にする。

●3つの物語
社会的責任の問題は、無責任、貪欲、無能の問題ではない。
よき意図、尊敬すべき行動、高度の責任感さえ、ときとして問題を起こしえる。

●ウェストバージニア州ビエナの町
高失業地域への工場建設→その社会的責任を称賛→10年後、環境問題の高まりとともに灰や煙の苦情→10年後、ビエナ工場の悪名はアメリカ全土に喧伝。

●スウィフト・デ・アルヘンティーナの悲劇
失業率の高い地域における雇用維持のため工場を維持→収益力回復せず→工場の閉鎖と長期分割による債務の返済を提案(親会社への返済は最後)し86%の同意→裁判所は同意を無効とし破産宣告

●公民権とクエーカーの良心
新たな人員配置(熟練の黒人をいくつかの地位に任命)→組合が反対し実行できず→人員配置を破棄→数年後人種問題についてリーダーシップをとらなかったとして激しく攻撃された。

●社会的責任をマネジメントする
マネジメント以外にリーダー的階層が存在しない→社会的責任を回避できない。
あらゆる企業にとって、社会的責任は、自らの役割を徹底的に検討し、目標を設定し、成果をあげるべき重大な問題。社会的責任はマネジメントしなければならない。

大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
 
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