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2013年8月12日 (月)

責任と保障 ドラッカー(15)

★メモ
●仕事に焦点を合わせる
人が責任という重荷を負うためには何が必要か?
仕事そのもののやりがいが必要。

●3つの条件
働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなくてはならない。
そのためには、①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習が必要。

生産的な仕事
仕事を分析し、プロセスを総合し、管理手段と基準を検討し、道具や情報を設計する。
正しい仕事の構成は直感的に知りうる代物ではない。

②  (成果についての)フィードバック情報
成果についてのフィードバック情報を与える。
←自己管理のためには、自らの成果についての情報が不可欠。

継続学習
他の専門分野の経験、問題、ニーズに接し、かつ自らの知識と情報を他の分野に適用できるようにする。

以上の3つの条件は、働く者が自らの仕事、集団、成果について責任を持つための基盤。
⇒マネジメントの責任であり成果butマネジメントだけが一方的に取り組む課題ではない。

以上3つの条件すべてについて、実際に仕事をする者自身が始めから参画する必要。
彼らの知識、経験、欲求が、仕事のあらゆる段階において貴重な資源となる必要。

仕事をいかに行うべきかを検討することは、働く者とその集団の責任。
仕事の仕方や成果の量や質は、彼らの責任。
仕事、職務、道具、プロセスの向上は、彼らの責任。

自らや作業者集団の職務の設計に責任を持たせることが成功するのは、彼等が唯一の専門家である分野において、彼等の知識と経験が生かされるから。

●職場コミュニティにおける責任
働くものに仕事の成果をあげさせるには、職場コミュニティに実質的な責任を与える必要がある。(ex.従業員食堂、休暇の調整、レクリエーション活動等)

職場コミュニティの問題は自治でなければならない。
意思決定の責任は、その意思決定の影響に直接関わるところに与えなければならない。

●誰もがマネジメントである
今後も、マネジメントの権限と権力、意思決定と命令、所得の格差、上司と部下という現実は残る。
しかし、誰もが自らをマネジメントの一員と見なす組織をつくりあげるという課題がある。

●身分の保障
責任の重荷を負うためには、仕事と収入の保証が必要。
←仕事と収入を失う恐れがある中で、仕事や集団、成果に責任をもつことはできない。

必要なのは、仕事と収入に関わる法律上あるいは契約上の保証ではない。
責任をもたせるために必要な保証とは、約束ではなく実行

給与を払い続けても、現実に仕事を与えなくては失業と同じ不安を与える。
必要なのは収入の保証だけではない。積極的かつ体系的に仕事を与える仕組み、すなわち働く者を社会の生産的な一員にする仕組み

●仕事に焦点を合わせる
およそ人が責任という重荷を負うためには何が必要か?
いかなる手立て、誘因、保障が必要か?
責任に応じてもらうために、企業はマネジメントは何をしなければならないか?

焦点は、仕事に合わせなければならない。
(ソースがまずければ、最高の肉も台なしになる。だが、そもそも仕事そのものにやりがいがなければ、どうにもならない。)
仕事そのもののやりがいが必要。

これまでの理論は、仕事以外の要素に焦点をあわせた。
ex.
マルクス主義:所有関係
家族的マネジメント:在宅や医療などの福利
ドイツの労働組合が要求している共同決定方式:労働組合の代表を取締役会やトップマネジメントに送り込みはしても、働く者の仕事ぶりにはなんら関係が無い。

●3つの条件

働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなくてはならない。
そのためには、①生産的な仕事、②フィードバック情報、③継続学習が必要。

① 生産的な仕事
仕事を分析せず、プロセスを総合せず、管理手段と基準を検討せず、道具や情報を設計せずに、仕事に責任を持たせようとしても無駄。
独創性といえども、基礎的な道具があって初めて力を発揮する。
正しい仕事の構成は直感的に知りうる代物ではない。

② (成果についての)フィードバック情報
成果についてのフィードバック情報を与える。
←自己管理のためには、自らの成果についての情報が不可欠。

③ 継続学習
他の専門分野の経験、問題、ニーズに接し、かつ自らの知識と情報を他の分野に適用できるようにしなくてはならない。
知識労働に携わる作業者集団は、学習集団とならなければならない。

以上の3つの条件は、働く者が自らの仕事、集団、成果について責任を持つための、いわば基盤。⇒マネジメントの責任であり成果。

以上3つの条件すべてについて、実際に仕事をする者自身が始めから参画しなくてはならない。
彼らの知識、経験、欲求が、仕事のあらゆる段階において貴重な資源とならなければならない。

仕事をいかに行うべきかを検討することは、働く者とその集団の責任。
仕事の仕方や成果の量や質は、彼らの責任。

自らや作業者集団の職務の設計に責任を持たせることが成功するのは、彼等が唯一の専門家である分野において、彼等の知識と経験が生かされるから。

●職場コミュニティにおける責任
働くものに仕事の成果をあげさせるには、職場コミュニティに実質的な責任を与える必要がある。(ex.従業員食堂、休暇の調整、レクリエーション活動等)

マネジメントが職場コミュニティに関わる問題について意思決定を行うことは、職場コミュニティにとっては重要であっても、マネジメントにとっては重要でない問題をマネジメントが背負い込むことを意味する。⇒うまくいかない。

重要なことは、職場コミュニティの問題は自治でなければならないということ。
意思決定の責任は、その意思決定の影響に直接関わるところに与えなければならない。

●誰もがマネジメントである
今後も、マネジメントの権限と権力、意思決定と命令、所得の格差、上司と部下という現実は残る。これらのものは存在し続ける。
しかし、誰もが自らをマネジメントの一員と見なす組織をつくりあげるという課題がある。

●身分の保障
責任の重荷を負うためには、仕事と収入の保証が必要。
←仕事と収入を失う恐れがある中で、仕事や集団、成果に責任をもつことはできない。

必要なのは、仕事と収入に関わる法律上あるいは契約上の保証ではない。
責任をもたせるために必要な保証とは、約束ではなく実行。

給与を払い続けても、現実に仕事を与えなくては失業と同じ不安を与える。
必要なのは収入の保証だけではない。積極的かつ体系的に仕事を与える仕組み、すなわち働く者を社会の生産的な一員にする仕組みである。

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