仕事と労働 ドラッカー(12)
★メモ
マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない。
①「仕事」と②「労働(働くこと)」は違う。
⇒「仕事の論理」と「労働の力学」の双方に従ってマネジメントする必要。
●仕事:一般的かつ客観的な存在。「課題」であり「存在するもの」⇒モノに対するアプローチが妥当。
「論理」があり、「分析」と「総合」と「管理」の対象となる。
① 分析:基本的な作業を明らかにし、論理的な順序に並べる。
② プロセスへの総合:個々の作業を1人ひとりの仕事に、1人ひとりの仕事を生産プロセスに組立てる。
③ 管理のための手段を組み込む:予期せざる偏差を知り、プロセスの変更の必要を知り、必要な水準にプロセスを維持するためのフィードバックの仕組み。
●労働における5つの次元
働くこと、即ち「労働」は「人の活動」であり「人間の本性」。論理ではなく「力学」。
労働の5つの次元:
① 生理的な次元:
1つの動作しかさせられないと著しく疲労する。
スピードとリズムを変えるとき、よく働ける。
⇒「仕事」は均一に設計しなくてはならないが、「労働」には多様性を持たせなくてはならない。(スピード、リズム、持続時間を変える余地。仕事の手順も頻繁に変える。)
② 心理的な次元:
働くことは重荷であるとともに本性。
労働は人格の延長でああり、自己実現。
自らを定義し、自らの価値を測り、自らの人間性を知るための手段。
③ 社会的な次元:
組織社会では、働くことが人と社会をつなぐ主たる絆となり、社会における位置づけまで決める。
④ 経済的な次元:
生計の資であり、存在の経済的な基盤。
⑤ 政治的な次元:
権力関係を伴う(誰かが職務を設計し、組み立て、割り当てる。昇進の有無。)
誰かが権力を行使する。
これまでのアプローチの誤りは、これらの次元の1つだけを唯一のものとしたこと。
★
●仕事と労働
マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果をあげさせなければならない。
「仕事」と「労働(働くこと)」は根本的に違う。
仕事の生産性をあげるうえで必要とされるものと、人が生き生きと働くうえで必要とされるものは違う。
⇒「仕事の論理」と「労働の力学」の双方に従ってマネジメントしなければならない。
●仕事とは何か
仕事とは、一般的かつ客観的な存在。「課題」であり「存在するもの」⇒モノに対するアプローチをそのまま適用できる。
そこには、論理があり、「分析」と「総合」と「管理」の対象となる。
① 分析:
基本的な作業を明らかにし、論理的な順序に並べる。
② プロセスへの総合:
個々の作業を1人ひとりの仕事に、1人ひとりの仕事を生産プロセスに組立てる。
③ 管理のための手段を組み込む:
予期せざる偏差を知り、プロセスの変更の必要を知り、必要な水準にプロセスを維持するためのフィードバックの仕組み。
●労働における5つの次元
働くこと、即ち「労働」は「人の活動」であり、「人間の本性」でもある。
論理ではなく、「力学」。
労働の5つの次元:
① 生理的な次元:
1つの動作しかさせられないと著しく疲労する。
単一の作業より、いくつかの作業を組み合わせた方がよく働ける。
スピードとリズムを変えるとき、よく働ける。
スピード、リズム、持続力は、人によって違う。
⇒
仕事は均一に設計しなくてはならないが、労働には多様性を持たせなくてはならない。(スピード、リズム、持続時間を変える余地。仕事の手順も頻繁に変える。)
② 心理的な次元:
働くことは重荷であるとともに本性。
呪いであるとともに祝福。
労働は人格の延長である、自己実現である。
自らを定義し、自らの価値を測り、自らの人間性を知るための手段。
③ 社会的な次元:
組織社会では、働くことが人と社会をつなぐ主たる絆となり、社会における位置づけまで決める。
④ 経済的な次元:
生計の資であり、存在の経済的な基盤。
労働→
①「経済活動のための資本部分」と②「賃金部分」。
①②は競合するが、双方とも必要である。
⑤ 政治的な次元:
権力関係を伴う(誰かが職務を設計し、組み立て、割り当てる。昇進の有無。)
誰かが権力を行使する。
これまでのアプローチの誤りは、これらの次元の1つだけを唯一のものとしたこと。
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