ゲーム理論からの体罰抑制のシステム
エール大学のゲーム理論では、囚人のジレンマにおける「協力」を成功させるための条件として以下の点が指摘されている。
(1)裏切りの発見:まず裏切りを迅速・正確につきとめる
(2)処罰の性格:抑止効果を発揮するかどうかは、裏切り行為によって得るものと失うものの大小で決まる
(3)明確性:①裏切り行為のの定義と②処罰の内容をプレーヤーが明確に理解するようにする
(4)処罰の確実性:裏切れば処罰を受けることについてプレーヤーが確信する
(5)処罰の厳しさ:処罰の厳しさは抑止効果を発揮できるレベルでよい
(6)繰り返し
以上の考えを体罰の抑制に応用すると、
①体罰があった場合の通報システム
②体罰に対するペナルティを抑止効果を発揮する程度(厳しすぎるのもダメ)ものにする
③「体罰の意味」と「その場合のペナルティ」を明確にする
④体罰が生じた場合のペナルティの確実な発動
が抑制システムが機能するための条件となると思う。
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