戦略ショートストーリー④~⑦
4.アメリカズ・カップ
ヨットレースでは勝ちさえすればクロスゲーム(接戦)でも構わない。
リードを保つ最も確実な方法はサルまねすること。
新しいアイデアは新規参入企業から生まれることが多い。
←新規参入企業にとって、技術革新は最良の、おそらくは唯一の市場獲得のチャンス。
P&Gは、キンバリークラークの開発した新式のおむつを同社のあとから作り市場の中心的な位置を獲得
後手に回るやり方には、二種類の方法がある。
①ヨットレースの例のようにライバルの戦略を即座に模倣する方法。
②コンピュータの例のようにライバルの戦略が成功するか失敗するかがわかるまで待つ方法。
←スポーツと違ってビジネスでは勝者がすべてを得るわけではないので「待ち」の戦略に利点がある。
5.ルターとド・ゴールの頑固戦略
ド・ゴールの強さは何にもまして妥協しないことの力。
妥協しない⇒相手国には2つの選択肢のみ。
①ド・ゴールの主張を受け入れるか
②拒否するか
ド・ゴールは自分の主張が通ると計算できる局面を慎重に選んで、非妥協作戦を実行。
頑固を貫きとおし、実行の確約を実現する方法はいろいろある。
6.戦略的痩せ方とは何か
足らなかったのは、プラスアルファのモチベーション。
(ダイエットできなければ水着写真が晒される)
明日ではなく今日すぐにダイエットを開始する必然性。
未来の自分の行動の背中を、現在の自分が後押しするようなインセンティブを与える。
戦略的思考にのっとって考えれば、選択肢を減らしたほうがいい結果を生む場合もある。
ex.峡谷を背に戦う。乗ってきた船を沈める。
7.バフェット流「囚人のジレンマ」
選挙資金改革法案が反対多数で否決された場合、賛成票を少しでも多く投じた方の政党に、10億ドルの献金をする。
~
民主党が法案に反対⇒共和党が法案に賛成で法案不成立⇒共和党に10億ドルの選挙資金をプレゼント
民主党が法案に賛成⇒共和党が反対した場合には10億ドルを手にできる可能性がある。
~
10億ドルを受け取る可能性を残したければ、民主党は法案に賛成する以外ない。
囚人のジレンマ:双方の当事者が共通の利益に反対する行動をとることになる。
1人1人が自分の利益に沿って行動する結果、集団全体にとって悲惨な結果を招くことがある。
ゲーム理論(エール大学)
大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文)HP
真の再生のために(事業民事再生・個人再生・多重債務整理・自己破産)用HP(大阪のシンプラル法律事務所(弁護士川村真文))
| 固定リンク
「ゲーム理論」カテゴリの記事
- ケーススタディー④ ゲーム理論(35・完)(2013.09.26)
- ケーススタディー③ ゲーム理論(34)(2013.09.26)
- ケーススタディー② ゲーム理論(33)(2013.09.24)
- ケーススタディー① ゲーム理論(32)(2013.09.23)
- 仕事の動機付け戦略 誘因(インセンティブ)③ ゲーム理論(31)(2013.09.22)
コメント